ゆめみるマリオネット 凌Ⅳ♀ ネームメモ 忍者ブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

暖めすぎてどうしようもなくなったネーム詰め詰め

Ⅳ♀さんの基本設定
トマサ・アークライト(17)
・基本的に本編と変わりなし
・ちょっと童顔・華奢め
・女子力はある(家事スキル有)
・ただ女の子らしさは皆無
・貧乳
・可愛い物好き
・うぶというか、そっち方面の覚えはない
・ファミコン
・自己価値が低い
・脆いけど強がり

本編がにょたⅣだったらどうかなっていう本編捏造と言うか改悪です。
シ…シリアス?

ネームというか描きたい台詞やらモノローグだけぽんぽん繋げてるだけのメモ状態です。
捏造多い上に本編とずれてるとこがいっぱいあってウワアアアアな感じですみませ……。


拍手[3回]





・幼少期
ほのぼのアークライト家
あの頃、我が家は優しい笑顔で溢れていた。
父は仕事で忙しかったけれども、その分沢山土産話をしてくれた。
母はなかなか帰ってこられない父さんの分も私たちを抱きしめてくれた。
兄は穏やかな声で、私に本を読んでくれた。
母は時折少女のように頬を染め、幸せそうに父の話をした。
「この髪飾りはお父様がくれたの。とても綺麗でしょう?」
「いつか大人になったら、貴女にあげるわ」
ミハエルが生まれた頃、母さんは死んだ。
いつもの優しい笑顔を少し陰らせて、私 の小さな手を握りしめて告げた。
「私の代わりにこの子を、あの人を守ってあげてね」
なんの力もない小さな私に、彼女はそっと懇願したのだった。
小さな弟は、とても可愛らしいものだった。
ふっくらとした柔い頬も、小さな手も、きゃらきゃらとした声も庇護欲を掻き立てられた。
母と父の代わりとして、幼い私たちの面倒を見てくれたのは兄だった。
兄とてまだ幼げの残る細い腕で弟を抱きかかえあやしていた。
苦笑を浮かべながらも、お転婆であった私を優しい声で窘めた。
父は相変わらず忙しくなかなか帰っては来られなかったが、それでも幸せな毎日だった。

・別離期
幸せな日々は、突然壊れた。
父が、行方知れずとなった。
私とミハエルは施設に引き取られた。
幼い弟を守らなくてはならなくなった私は「女」であることを捨てた。
「男」の方が都合がよかったからだ。
泣き虫で少女めいた顔立ちのミハエルはからかいの的であった。
「女」に守られているだなんてからかいの種を増やすようなものだ。
「男」の格好をした方が強くあれたし、決闘で舐められることも無かった。
それに、着飾ることが好きでもなかったので、気楽な服装も気に入っていた。
ただ、時折父や兄がすいてくれた母譲りのボルドーが恋しくなった。

・再結集
私が16になった頃、突然父が帰ってきた。
――随分と変わり果てた姿で。
父と別れた頃のミハエルよりも幼い姿で、容姿に見合うような無邪気な残虐性。
悪戯な笑みを浮かべて復讐を謳う父に、かの面影はなかった。
復讐のため名前を捨てた私たちには「Ⅴ」「Ⅳ」「Ⅲ」という記号が与えられた。
特に指示されたわけではないが、男と偽り「Ⅳ」を演じ、表立って動くこととなった。
決闘を通し、「ナンバーズ」を集めるために。

・璃緒事故
ただ、少女を完膚なきまでに叩き潰すだけなのだと思っていた。
実力差と戦略で圧倒してしまえばいいのだと。
だから、何が起こったのか理解できなかった。
―――爆風。
『―こんな、こんな話は聞いてない…!』
血を流し続ける傷も喉を焼く熱も気にならず、ただ助けることに必死になった。
少女の華奢な体が、そのまま儚く消えてしまいそうで怖かった。
力なく倒れる傷だらけの少女を助けた私をやんわり咎める父の声に愕然とする。
そして私は思い知った―もう、後には戻れないのだと。

・全国大会決勝
もう父を止めることなど出来ないと思い知った私は、Ⅳ―役に徹するしかなかった。
物腰柔らかな紳士の仮面で狡猾で残虐な本性を覆い隠した青年決闘者。
勝利のためならば手段を選ばず、かすかな希望さえ奪い去る。
それが、私。

父に生贄として選ばれた少年は実に憐れだった。
もがいたところで深淵からは逃れられはしないのに。

・極東チャンピオンⅣ
凌牙を決闘の表舞台から消した後、私は極東チャンピオンの座に就き一躍有名となった。
顔が売れてしまえば楽なものだった。
純粋な憧れを持つ者、己の力試しをする者、名が売れた者を潰そうとする者など様々だが、申し込まれた決闘を受けて「ファンサービス」を施してやればいい。
ナンバーズを持っていようがいまいが、関係なく捻り潰すのが私の日課となった。
裏でどれほど悪行を重ねようと、表ではおくびにも出さず善良な青年を演じる。
必死だった。
たとえ自分のネジが外れてしまっても、紋章の負担で身体が軋んでも、父の期待に応えるために道化となった。
それでも父は私を見てはくれなかったけれど。

・再会
表舞台から追放されたかの少年に接触するように言ったのは父だった。
「どうして今更アイツに?」
「どうしても、計画に必要なことなんだよ」
父はあまり私に計画について話してはくれなかった。
(時折蚊帳の外だと感じることもあったが、認めたくはないので考えないようにしていた。)
父に必要とされていれば、それでいい。

「テメェ……Ⅳ……!!!」
まっすぐこちらを射抜く彼の瞳に微か揺らいだ心は黙殺した。

・WDC開催中
どんな感情であれ、目を逸らさず私を追いかける蒼に浅はかな想いを抱いてしまいそうだった。
(そう、まるで熱烈な愛の告白のような)

「ねぇ、Ⅳ。君はちゃんと凌牙に勝てるのかい?」
「時々恋する乙女のような顔をするようになったね」
「駄目だよ?そんな生温い感情を抱いて戦いに望むだなんて」
「君は感情に流されやすい。だから―…」
「僕を失望させたりしないでね?」

・凌牙との再決闘
私は焦っていた。
自分の存在価値を守るためにも負けることなどできない。
「必要とされるべきは、俺だ!」
ここまで全てを捧げたのに、ただの捨て駒だなんて認めない。
――認められるものか。
嘲られても追い縋るしかない。
(私だけ必要とされてなかっただなんて、そんなの信じない。)
(私は何のために)
―――暗転。
父は嗤う。
「あぁ、だから言ったのに。君は感情に流されやすいって」
結局私はただの道化でしかなかったのだ。
(あわれなのは、だぁれ?)

・浄化タイム
(あぁ、負けてしまった)
私では結局力不足だったのだ。
踊らされて、思い上がって、さぞ滑稽な足掻き様だっただろう。
――端から期待なんてされていなかった。
無様で惨めな道 化は舞台上から引き下がる他ない。

ああ、でもどうか
「…父さんを、助けて」
友に裏切られて苦しみ壊れてしまったあの人を憎んだりしないで。

・WDC終了
本当は、街ゆく少女のように綺麗に着飾ってみたかったし髪を結いあげてみたかった。
フリルやレース、リボンだって好きだったし、ふわふわのぬいぐるみを腕に抱くのも大好きだった。
甘いお菓子も匂い立つ紅茶も、滑らかな陶器の茶器を眺めるのも好きだった。

今更「女の子」だなんてむず痒くて―何よりガラに合わない。
Ⅲ…ミハエルは、ずっと不満げだったけれど、「男」として欺いたまま生きる方が気楽だった。
今までも。…これからも、多分。
なにより少女の人生を滅茶苦茶にしておいて自分が「女」としてのうのうと生きる道を選ぶだなんて出来なかった。
だから多分、このまま私は浅はかな想いを全部押し殺して生きていくのだ。
(愚かで惨めな私を知られたくないだけ)

ただ、あの蒼に見透かされるのが怖いんだ。

―――

これ……くっつくとこまでたどり着けるのか……。

とりあえず初デート場所は凌Ⅳは水族館、カイⅣは遊園地だと可愛いなぁ。
PR
この記事にコメントする
Name :
Title :
Mail :
URL :
Color :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Comment :
Password :
HOME | 58  57  56  55  54  53  52  51  50  38  49 
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
忍者カウンター

忍者ブログ [PR]